-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編
「あとね、顧問の先生、松内先生なんだよ。」

春己は驚いた。

「ま、松内って、うちの担任じゃんか。」

松内先生は
これから春己の
担任兼顧問となる。

「ごめん、藤沢さん」

「あっ、大竹君」

大竹 ユウが現れた。
「やぁ、大竹君!」

春己は挨拶した。

「確か同じクラスの森戸だよな。」

「うん」

春己は頷いた。

「森戸も陸上部入るのかい?」

「うん、まぁね。」

「そうか、俺は砲丸だから、あまり一緒には練習出来ないけどよろしくな。」

「こちらこそ。」

春己とユウはお互い握手した。

「3年生来ないなら、そろそろアップ始めた方が良いんじゃないかな?」

春己は尋ねた。

「そうだなぁ、今日皆塾とか行ってたし。」

「今日は3人で頑張るかねぇ。」

「よし、アップしよう。」

何故か春己が先頭に立った。
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