-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編
藤沢が到着すると同時に、顧問の松内が現れた。

「森戸君も入ったんや~」

「あたしのクラスばっかやな~。」

松内は呟いた。

松内先生は、春己達 C組の担任でもあり、国語の担当でもあった。

歳は、25らしい。

「今日は3年生1人も居ないから、軽く30分完走しましょうか。」
松内が指示をする。
「砲丸の俺も?」

「そうやなぁ。うん今日は大竹君も藤沢さんと森戸君に混じって、走ろう。」

「それじゃあ、10分休憩ね。」

-休憩時間-

ゴクゴク

必死に練習した後は 水道水でも、かなり美味しい。

春己とユウと藤沢は必死に水を飲んだ。
「も、森戸君」
藤沢が尋ねる。

「どうしたの?藤沢さん」
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