-Whale Boy-③
ホエールボーイ3
中学時代編
初試合
中間テストという
学生にとって、最悪のビッグイベントも無事終了。
1995年6月上旬
梅雨真っ只中。
雨の為、室内における、筋トレの毎日だ。
筋トレ嫌いの春己にとって、それは鬱に等しい。
「ハァ…ハァ…も、もう無理だわ。」
「おいおい、たかだか腕立て20回で、そない疲れるか?」
「俺はユウみたいに力持ちじゃ無いの。」
「そういえば、森戸君って足と腕細いよねぇ。ちゃんとごはん食べてるかねぇ。」
藤沢は笑いながら、口を挟んだ。
「朝飯は毎日は食べて無いな。」
春己は応えた。
「マジかよ。俺なんて今日朝から、カレー食ってきたよ。昨日の残りだけど。」
ユウが言った。
「朝からカレー…想像しただけで、食欲無くなりそうだ~」
「なんだよそれ。」
「まぁ、森戸君は、好き嫌いをせずに、ごはんをしっかり、食べて、牛乳もちゃんと飲めば、筋トレもできるようになるよ。」
「ふ、藤沢さん…まるで俺小学生みたいじゃんか。」
3人は、同時に笑い声をあげた。
学生にとって、最悪のビッグイベントも無事終了。
1995年6月上旬
梅雨真っ只中。
雨の為、室内における、筋トレの毎日だ。
筋トレ嫌いの春己にとって、それは鬱に等しい。
「ハァ…ハァ…も、もう無理だわ。」
「おいおい、たかだか腕立て20回で、そない疲れるか?」
「俺はユウみたいに力持ちじゃ無いの。」
「そういえば、森戸君って足と腕細いよねぇ。ちゃんとごはん食べてるかねぇ。」
藤沢は笑いながら、口を挟んだ。
「朝飯は毎日は食べて無いな。」
春己は応えた。
「マジかよ。俺なんて今日朝から、カレー食ってきたよ。昨日の残りだけど。」
ユウが言った。
「朝からカレー…想像しただけで、食欲無くなりそうだ~」
「なんだよそれ。」
「まぁ、森戸君は、好き嫌いをせずに、ごはんをしっかり、食べて、牛乳もちゃんと飲めば、筋トレもできるようになるよ。」
「ふ、藤沢さん…まるで俺小学生みたいじゃんか。」
3人は、同時に笑い声をあげた。