愛の言葉~俺は君に恋をする~【短】
「ごめん。俺、ひどい事した」
彼は誤解をしてる。
私が泣いたのは、彼が私を押し倒したこととか、
いつもより乱暴に扱った事が理由じゃなくて。
「本気で、無理矢理しようとしたわけじゃないんだ。それだけは、分かって」
悠斗が、私を信じてくれてないんじゃないかって感じてしまったからで。
「ちゃんと、亜矢が覚悟が出来るまでするつもりじゃなかったし」
悠斗が、私を大切に想ってくれてるのがこんなにも伝わるのに。
「もうこんな事しねぇから。でも、もう、こんな時間に一人で家に来ないでくれ…」
彼の寂しそうな声が、私の胸を締め付ける。
「悠斗…私…」
「お前になんかあったら、俺、本当におかしくなるから」