愛の言葉~俺は君に恋をする~【短】
「ごめんね。悠斗。私こそ、悠斗の気持ちも知らないで」
素直に謝ってみる。
私こそ、彼に我慢をさせてない?
「好きだから、逢いたくて。自分の気持ちばっかりでここに来た」
彼の胸にぎゅっと抱きつくと、悠斗はその腕をそっと外した。
「もう、送る…。今日は、帰れよ」
急に冷たくなったような彼に、不安が襲う。
「ごめん…ね。怒んないで?」
「止めろって。もう、いいから、そんな近づくなって」
「だって」
「もう、俺だって止まんなくなるだろ…」
その言葉を聞いて、やっぱり私は彼に我慢をさせてると痛感した。