愛の言葉~俺は君に恋をする~【短】


今日はどうしても会いたくて、約束してなかったのに突然部屋に押しかけちゃったから。


ドアを開けた時の、悠斗の驚いた顔。


「……約束してたっけ?」

「ううん。してないけど…ちょっと顔見たくて。突然ゴメンね」


「……」


悠斗は眉間にシワを寄せて、私を見ていた。


ていうか…


…怒ってる?



突然、グイッと引かれる手。


「きゃ…!?な、何?」


玄関のドアを乱暴に閉めて、私の体を引き寄せた悠斗は、


あろうことか、私を体ごとひょいと持ち上げて…


足早に部屋の中に入った。

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