愛の言葉~俺は君に恋をする~【短】
部屋の中は、少しだけ散らかっていて、悠斗が今まで出掛けていたのがわかった。
小さな1LDKの部屋。
奮発して買ったらしい大きめのソファーの上に私をちょこんと座らせた。
私は突然の出来事に声を出せずにいた。
抱き上げる必要なかったよね!?今!
「…なんか飲む?」
私と目を合わせる事なく無愛想な声を出す悠斗。
絶対なんか変だ。
いつもと違う…?
「…えっと、じゃあ麦茶を…」
悠斗は冷蔵庫から麦茶を取り出してグラスに注ぎ、私の目の前に乱暴に置いた。
ドンッと鳴るテーブルの音に、私の肩がビクッと震えた。