愛の言葉~俺は君に恋をする~【短】
「…それ飲んだら送る」
「え…?もう!?なんで?」
「なんでも。約束してねぇだろ?遅くなる前に送るから」
不機嫌そうにそう言う悠斗の声。
私はちょっと悲しくなって俯いた。
悠斗は大きなため息をつく。
「あーもう…そんな顔すんなよ。怒ってる訳じゃないから」
…怒ってるじゃん。
悠斗はベットに腰掛けて、私をじっと見ている。
私は気が緩めば泣きそうになる気持ちを抑えて、麦茶に手をつける。
どうして悠斗は怒ってるんだろう。
急に来たから?
それとも時間が遅いのに一人で歩いて来たから?
私には全然分からなかった。