キミがスキ
「おまえにモノ申す」
「ひとつ。ほんっとおまえは
後先考えずつっぱしるよな。」
「・・・・ごめん。」
「で、ふたつ。
北山の前では
かばったりすんなよ。」
「・・・・・・・」
「・・・男にもプライドあるからさ。」
「みっつ。」
「まあおまえらしーのでよし。」
「ボールぶん投げてっし。」
「あの、もっと早くに
助けに入れたのでは?」
「だっておもしろくて。」
「オイ。」
「・・・・・・・・・・」
恭平が握っていてくれた手を
------離した。
「・・・・・・」
「・・・・助けたのは
チームメイトとして、だからな。」
「・・・・・・・・・・」
(----恭平・・・っ)