キミがスキ
第4話
同級生
「アキ、どーしたのその髪ーー」
「クラス遠いからわかんなかった一瞬だれ?ってかんじ」
「でもやっぱ髪キレイ。」
「なんでー?
面接にそなえて?」
「うん、まあ・・・」
(・・・・・恭平。)
「咲山。」
「こっち。」
「これノート。
現国のセンセが
返しといてって」
「・・・・あ ありがとう。」
恭平が去っていこうとした時
私の後ろで呟いた。
「髪、さむそう。」