ほわいとちょこれいと



彼が私の髪を撫でる。

サラッという音が聞こえそう。

彼が好きだと言うから、ストパーもアイロンもカーラーも何も使わずに伸ばした。

定期的に美容院に行って、トリートメントをしてもらって。

彼好みな私になった。

そんなことを考えながら、気付いて欲しくて見つめていたら、

何も言わずに口を塞がれた。

また誤解してる。

ズルいね。


< 3 / 21 >

この作品をシェア

pagetop