ほわいとちょこれいと



「そんなに嫌だった?」

気がつくと彼が目の前に立っていた。

悲しそうに、申し訳なさそうに、私を見下ろしていた。

「悪かったよ。わざとじゃないんだ。君が来るから、ちゃんと綺麗にしたかったんだ。」

彼は寝坊したことを言ってるみたいだった。

確かに、悲しかった。


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