ファーストラブ~4歳の差~
「えっ、でも…」
そんな事してもらったら涼君に悪いよ…
「いいから!!
ホントに間に合わなく
なっちまうぞ?!
ほらっ後ろ乗って?」
確かにこのままじゃ
本当に学校
間に合わなく
なっちゃうよね…
「う、うん…!!わかった」
私は涼君が乗ってる
自転車の後ろに乗った。
「しっかり捕まってろよ?危ないから!!」
「うん!」
私は涼君の背中に
しがみついた。
―ドクン、ドクン
「それじゃ行くぞ?」
涼君はそう言って
自転車を走らせた。