ファーストラブ~4歳の差~
――…
そして、私達は
リビングに向かった。
「どうぞ座って涼君♪」
さっきまで私が
座ってたソファーに
涼君を座らせて
「はいっ!どうぞ」
っと言って
テーブルにオレンジジュースを
置いた。
「サンキュ!歩波」
「いえいえ♪」
「俺にはそんなこと
してくれないのにな…」
お兄ちゃんは
小声で呟いた。
だけど
「何か言った?
お兄ちゃん」
「…別に」
私には聞こえなかった。
もちろん涼君にも