こんな私でもいいですか?
紗彩Side
すこしして
あたしは話し始めた。
『あたしは‥小さい時から左の耳が全く聞こえないんです。日常的には支障ないんですけど‥坂口さんはそれでも、こんなあたしでいいですか?』
ドキドキしながら聞いた。
坂口さんを見ると
びっくりしてるみたいだった。
びっくりするよね‥
すると
坂口さんは
『そんなん関係ないやん。左耳聞こえんくても紗彩は紗彩やし、第一そんな見た目とかで好きンなったんちゃうで?大丈夫!俺気にせぇへんし!好きのがでかいから!笑』
そう笑って言って下さった。
ますますあたしは
坂口さんが好きになった。
『今日からカレカノやな。俺は紗彩って呼ぶから、紗彩も圭介って呼んで?ってか呼べ?笑 あと敬語禁止やから』
と言われた。
意外とSかも?
と思った。
『早く帰らな怒られるな。』
そういって、恋人繋ぎをして車にもどった。
車中でもずっと手を握られていた。
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