きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「ふぅ。仕事も一息ついたし、私もご飯食べようかな。」


ほとんどの隊士がご飯を食べ終わったのを見て、私もご飯を食べることにした。


「華〜。飯。」


そこへ土方さんが入ってきた。


「あれ?土方さん、まだ食べてなかったんですか?」


てっきり、土方さんはもう食べてるものだと思っていた私は驚きながらも土方さんのご飯を用意した。


「おう。なかなか仕事が片付かなくてなぁ。」


昨日も土方さん、寝てなかったもんな・・・


「土方さん?お仕事、大変なのは分かりますけどちゃんと寝て下さいね?」


私は土方さんが心配になって思わず言ってしまった。


「今から寝るさ。ああ、華。今から皿の片付けと洗濯だろ?終わったら起こしてくれ。」


そう言いながらあっという間にご飯を食べ終えてしまった。


「分かりました。」


私は土方さんに返事をしながら食器を片付け始めた。


「おう。よろしく頼むぜ。」


そう言いながら、土方さんは食堂を出て行った。




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