きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜

*新撰組縁の地

『華・・・愛してる。』



あれ?
いつもと夢が違う・・・


待って!
待ってよ――――。


ピピピッ ピピピッ ピピピッ
カチャッ


はぁ〜。
準備しなきゃ・・・



それにしても今日はいつもと夢が違った・・・


いつもは暗い陰なのに、今日は後ろ姿がはっきりと見えた。


「それにぅち、あの人の名前呼んだよな?」



思わず呟く。



そう・・・
確かに私はあの人の名前を呼んだんだ・・・



でも、肝心の名前を覚えてない・・・



「あ〜、もう。一体、誰なんよ・・・」



ふと、時計を見る。


うん。
考えたってしょうがない。
早く準備しよ・・・



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