きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「そう・・・んな、ここからちょっと歩くけど、八木邸に行こか。」



涼が言いながら歩き出した。

私と馨も後に続いた。


『華・・・』
ズキッ


『華・・・華・・・』
ズキッ



八木邸に近付くにつれて私・・・華を呼ぶ声は強くなる・・・


それに合わせて頭痛も酷くなる・・・



何故か私の前をあの夢の彼が歩いてる・・・


馨と涼には見えないみたい・・・



段々と彼との距離が近くなる。


それに合わせて頭痛もさらに酷くなる。



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