きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「おめぇ、言うじゃねぇか。おめぇは俺の部屋で決定だ!それが嫌なら屯所から出て行きな。」


ものすごい怖い顔で土方さんは言い放つ。


「トシ。何もそこまで言わんでも・・・」


近藤さんが土方さんを宥めてくれるが相変わらず土方さんは怖い顔。


「近藤さん。土方さんの部屋でお願いします。」


私は泣きそうになりながら近藤さんに言った。


「うむ。では、今日から華くんはトシの部屋だな。」

「土方さん。よろしくお願いします。」


私は土方さんに挨拶をした。



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