きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「次は〜水瀬高校前〜水瀬高校前〜。お降りの方はお知らせ下さい。」


バスのアナウンスがもうすぐ私たちの高校に着く事を告げる。


ピンポーン


馨がボタンを押した。


「じゃ、また時間は帰りにでも決めよか。」


涼が言った事に私も馨も頷く。


学校では、3人ともクラス違うんだよね。


それぞれのクラスの靴箱に行って靴を履き替える。


「じゃあ、また帰りになぁ。」


一番クラスの遠い涼が先に教室に向かう。


「じゃ、ぅちも行くわ。沙夜、また後でね。」


「うん。また後でね」



さ!
私も教室に行こう。




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