きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「いらっしゃいませ〜。」


私たちは駅前にあるカフェに入った。


「3人で!」


馨がウキウキしながら言う。


「「ほんとに甘いもん、好きなんやから」」


私と涼は声を揃えて言った。


「しゃあないって。甘いもんが好きなんは昔からやし」


馨は何を思っているのか、すごく懐かしそうに言う・・・


私たちは案内された窓際のテーブルに座るとメニューを開く。


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