会長×会長☆俺、副会長。
第一章
「あの、俺、入学した時から
 小川先輩のこと好きでした…
 付き合ってくれますか?」

「ごめんね、でも多分あなたには
 私なんかよりふさわしい人がいると思うよ、
 同じ学年の身近な人にもさ」


緑中3年B組、小川美晴。
成績優秀、生徒会長、かなりの美人、
とにかくモテる。
それがここ緑中での通説だった。

「告白は傷つくだけだからするな」
そんな格言(?)もある中で
いまだに週に2件は男子から
呼び出されているから相当なものだ。

今日は同じ学校の2年生に
告白されているらしかった。

もちろん女子からの人気も圧倒的だ。
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