会長×会長☆俺、副会長。
「小川美晴だっけ?」

「さっき散々名前呼んでましたよね」

「一日にこれぐらいやらないと
 休みは取れねえぞ?」


生徒会室の隅で話す2人の会長の声が
道具を準備していても聞こえてくる。

「でもこれだと
 4人に丸投げじゃないですか、
 大量の仕事を」

「お前は自分でやりすぎ。
 お前も他の奴らも疲れるだけだ」

「だからと言って私が見ないと
 どこで手を抜かれるか…」


こう言われたら俺もサボれない。


「馬鹿だな、お前。
 全部完璧に出来る奴なんていない」

「あなたは努力してないだけ」

「全て完璧にして疲れさせるか
 少しぐらい手を抜いて休みを取るか…
 どっちがいいか考えろ」

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