イジワルな俺様の秘密ライフ
「だ、だいたいねぇ!なんでそんなに学校のときと態度が違うの!?」
「演技」
「そ、そうでしょうとも。
だからなんで演技してんのかって訊いてんの!!」
ぎゃんぎゃんと喚く私をニヤニヤと見つめる王子様、もとい海翔様。
「それより、試食のあとはマジ食いだよな」
……は?
突然変わった話題に呆けた私の顔を見下ろしながら、悪魔のような艶かしい笑みを浮かべる。
「試食、旨かった」
……え?
だから、とゆっくりと私に近付く。
「お前、気に入った。
イケナイコト、教えてやる」
「い、いりません!!」
私が精一杯拒否した腕を、いとも容易くすりぬけて、
悪魔の笑みを浮かべ、私の耳元で囁く。
「どっちがいい?」
「……は?」
「キス攻めと言葉攻め。
特別に選ばせてやる」
「ど、どっちもいやぁぁあ!!」