イジワルな俺様の秘密ライフ
とりあえず聞くだけ聞いてやろうじゃないのと、
腕組みしてふんぞり反る。
さぁどんな風に告白してくれるのかしらね?
勿論さぞかしキメてくれると期待していいんでしょうね?
さぞや甘酸っぱい青春を味わせてくれるんでしょうね?
あれだけ私をコケにするような発言をした方々ですもんね?
半ば好奇心、半ば期待、多大なる苛つきを胸に、
私は今か今かとその時を待つ。
男子生徒は深呼吸をしたのち、エイヤッとばかりに目をつむり、
大きく息を吐くようにして、深い溜め息をついた。
私の苛つきゲージがピコンッと増しました。
「えーっと。すきですつきあってください」
帰れ貴様ーーっ!!
なんじゃそのなげやりな告白は!!
ごめんなさいすら言う気が起きない。
鏡みてから言えという言葉すら、こんな告白の返しには長すぎる。