イジワルな俺様の秘密ライフ
―――――…
「どーゆーこと!?」
バンッと机を思いっきり叩いた。
嫌がらせとしか思えない、同一人物からの大量な手紙。
ナツの多大な協力のもと、あれからずっと上の空の大地にナツが無理矢理押し付け、
自分の教室まで持参したのが数時間前。
本来ならその足でシュウさんを問い詰めたかったのだけれど、
告白やらなにやらでそれどころじゃなくて、
結局昼休みになってしまった。
ぐううと鳴るお腹に気付かないフリをして、私は目の前でにこにこと笑う彼を睨み付ける。
元凶のシュウさんは、しれっとした顔で、
「ただ手紙を書いても面白くないでしょう」
と笑った。
「面白いとか面白くないとか、そんなのいりませんから!」
お返しします! と勢いよく突っ返したいところだが、あいにく自分のクラスに置きっぱなし。
引き取りに来て欲しいくらいだ。