イジワルな俺様の秘密ライフ


でも、ここで引き下がるわけにはいかない。



相応しくないかもしれない。

見合ないかもしれない。

似合わないかもしれない。



でも、恋って、

恋愛って、


そんな打算でするものじゃあ、

ないでしょう?



条件が揃ったからって好きになるものでもないし、

揃わなかったからって嫌いになるものでもないでしょう?



揃わなかったら、

揃えればいいのよ。



私はもう、一人で考えるのはやめたの。


海翔が好きと言ってくれた自分に、

もっと自信を持つことにしたの。



一人なら出来ないことも、

不安なことも、

つらいことも苦しいことも、


海翔が見ててくれるなら、頑張れる気がする。



海翔と一緒に乗り越えるのもきっと楽しいと思うけど。


海翔が見ててくれるだけで、

私は頑張れる気がする。



腹をくくった女の子には、

どうにもならないものなんか、この世に、

ないんだからね!



「あたし、諦めグセをつけるのは、もうやめたの。

あなたがどこの誰だか知らないけど、

海翔を諦める気は、これっぽっちもないから」



さあ、かかってきんしゃい!!


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