イジワルな俺様の秘密ライフ
ガチガチに固まった私の体を、
いとも簡単に抱きかかえて、
必死で暴れるのも軽くいなされて、
震える体をベッドへと押し付けられた。
「俺、うまいよ?」
ど、どういう意味デスカ……
じゃなくて!!
「や、やだ……」
涙で潤んだ瞳に、海翔様の顔がぼやけて映る。
「やめて……」
溢れる涙に、一瞬海翔様の動きが止まった。
必死でイヤイヤと首を振る私に、海翔様はゆっくりと押さえつけていたチカラを弱めていく。
そして起き上がることさえ出来なくて、その場に固まったままの私を、
ゴロンとうつ伏せにした。
「あっ……んっ……」
海翔様の手が伸びて、思わず洩れてしまう声。
「だから言ったろ、俺、うまいって……」
本当にうまい……
マッサージ。
遊園地で疲れた体にこれは効く。
って違ぁぁあう!!
「わ、わざと……?」
あの言い方、絶対わざとでしょっっ
くくく、と笑う声が余裕綽々で、
ムカつく。