SUNSET
俺達は昼食時間に教室に戻った。

裕也は隣の隣のクラスだったから、俺のクラスの前で別れた。


『じゃあ後で!』


『おぅ!』



クラスには知り合いなんかいなかったから、だいたい俺は寝てた。


目が覚めるともう授業中で、




やっぱり寝ることにした。



一日の授業が終わり、
HRの後に校舎の渡り廊下の下で裕也を待ってた。


『裕也遅ぇな…』


『大河!わりぃ…ちょっと用が出来ちゃって…先に俺ん家行ってて!ばぁちゃん家覚えてるだろ!?』


『うん、わかった!』


俺は先に裕也のばぁちゃん家に向かうことになった。



いつもと違う帰り道。
バイクに乗り、裕也ん家に向かう。

《これから毎日ここ通るのか…》






…ザァーーー!


《雨…!?》


俺はバイクを止め、
古ぼけたバーの階段で少し雨宿りすることにした。





『くっそ…天気雨かよ…』


すると、
誰かが走ってくる。


《うちの制服じゃん…ヤベェ…可愛い…》



『あっ…大河くんだっけ?』



《えっ…》
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