SUNSET
『アタシ、南 沙奈。同じクラスだよ?大河君…バイクなんだ?天気雨ってめんどくさいよね…』



《同じクラスだったのかよ!?》



『あぁ…サナ…だっけ?呼び捨てでいいし』


『うんっ。家がこの辺なんだ!大河は近いの?』

『ううん、俺はもうちょい先。友達の家で待ち合わせしてるんだけど雨降っちゃって』

『ふぅーん…』

『あ、雨やんだ』

『あっ、じゃあアタシ行かなきゃ!』

『近いんだろ?送って行くよ』



『ホントに?ありがとう』






この時はまだ、
恋愛感情とか、
そんなのは無かった。










『あれ…?大河?』
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