ちぎりぐもパラグライダー
・・・ふぅ。
一段落。もう今日はペンが走りそうにもない。どうしようもなくいつもの私が発動しない。
でも、将大が途中まで進めてくれていたおかげで、今日はここまででじゅうぶんだろう。
いつものように書き上げたしわしわの紙をファイルに挟んで、そこらへんに投げ捨てた。
だらしない私。彼の前でもなかなか見せない私。
へたれた私はソファーにうなだれ、本当に亀のようにうずくまった。
・・・うう。