光る道
そんな話もしながら、同居のルールを決めた。




私は夜勤もあるから、毎日の掃除・洗濯は無理だと話し、出来る時にやる事でOKとなった。



料理は作らなくていいが、台所は自由に使ってOK。


「いつもは料理するの?」


「ううん、しない。」



質問に断言すると、彼は苦笑した。



お互いの部屋には入らない。電話にも出ない。


そんな事も一応確認した。


そしてもう一つ。私がどうしても譲れないもの・・・


「あの・・。もう一つお願いがあるの。 二人が共有する場所で、タバコ吸うのは止めてもらえないかな。」



私はタバコが大の苦手で、実は部屋に入った時から気になってた。



「えっ? タバコ嫌いなの?」


不機嫌な声になった。怒ったかな…



「うん…。無理ならいいけど…」


家政婦としては、主張しすぎたかな…



「わかった。これからは部屋か、ベランダで吸うから。」


しばらく黙った後、そう言ってくれた。



「ごめんね。どうしてもタバコはダメなんだ…」



「いいよ。俺も少し減らしたいと思ってたからさ。」


そう言ってニッコリ笑ってくれた。


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