光る道
「さてと! 風呂でも入るか!」




気持ちを切り換えるように、勢いをつけて立ちあがり、部屋を出た。




着替えを取ろうと、引き出しを開ける。




シャツもタオルも、綺麗に並んでた。




俺は面倒くさがりで、何でも手前から順に取っていく。 




それも夕希は分かっていて、新しいものを後ろに置いてくれていた…







風呂からあがり、ビールを飲もうと冷蔵庫を開ける。




中を見渡すと、なぜか水のペットボトルが、多い気がした。




ついでに、冷凍庫も見た。




そこには、冷凍したご飯が、たくさんあった。





「バカ・・・ 何人で食うんだよ、こんなに・・・」




そう言いながらも、あいつの気配りが嬉しかった…





ソファーに座り、ビールを開ける。




『このソファー、大好き!』




夕希がそう言いながら、寝転んでたのを思い出す。





「あー…。あいつのカレー、食いたいなぁ…」



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