光る道
いろんな思い出が、よみがえってくる…




料理は作らないと断言していたが、たまに作ると結構うまかった。




洗濯物を干す時も、なぜか楽しそうで、ずっと見ていたいと思った。




仕事もバリバリで、すごく真面目で格好いい。




いつもはクールでしっかりしてるのに、酔うと子供みたいに可愛くなる。




母のように、姉のように、妹のように、いろんな姿を見せる。




いつのまにか、あいつが居てくれるのが当たり前で、いなくなる日がくるなんて考えもしなかった。





俺には、夕希が必要だ…





でも、あいつにとって俺は、どんな存在だったのか?




あいつは、抱かれる事にも大きなトラウマを抱えていた。




それも俺は、越えさせる事が出来なかった…    





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