光る道
「えっ? この後、もう一つあるんじゃなかった?」



俺が聞き返す。




「お前、限界だよ… 
何でそんなに、無理してんだ?」




「別に… 無理してないよ。 マネージャーだって、俺がバンバン仕事した方がいいだろ?」



笑いながら言った。




「限度がある。倒れたら、どうするんだ?
社長からも言われてる。家まで送るから、今日はゆっくり寝ろ。」




真剣な顔でそう言われて、今日は素直に従う事にした。





「ゆっくり休めよ!」




「ああ・・・」




笑顔でうなずき、帰っていく井上さんを見送った。




でも・・・ 



眠れない・・・





家に長くいると、どこを見ても夕希を思い出し、苦しかった…






「引っ越そうかな・・・」



思わず、つぶやいていた。





 その時、携帯が鳴った。




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