光る道
「なんだよ… いきなり… お前、家事嫌いじゃなかった?」




意外な言葉に驚いた。




「もっと側にいたいの… 一緒にいたい…」




少しうつむきながら、奈々が話す。




「側にって… ずっと前から近くにいるじゃん。お前は妹みたいなもんだし。」



「妹じゃない!! 私は… 薫くんが好きなの。
ちゃんと、一人の女性として見てほしいの!」




急に顔を上げ、奈々が真剣な顔で続ける。




「相沢さんにも言われたの。 好きなら、ちゃんと告白しないとダメだって…」




「あいつに・・・会ったのか?」




「うん… もう随分前。 薫くんがコンサートツアーで、いなかった時かな…」




「バカか… あいつ…」 




何で、告白しろなんて言えるんだ? わかんねぇよ…




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