光る道
「あら、まだ居てちょうだい! もっとたくさん、お話したいわー… せっかく会えたのに。」




お母さんはニコニコしてる。




「あのっ… まだ仕事がありますので… ちょっと顔を見に来ただけですから。」




「まぁ、そうなの。ふーん…」




お母さんは、薫と私の顔を交互に見て、ニヤニヤしてる。





「何ニヤニヤしてんだよ! 受け持ちだから、様子見に来ただけだよ!
 相沢、まだ仕事あるんだろ? 行っていいよ。」




薫が助け船をだしてくれた。





「うん… じゃあ、失礼します。」




「またね! 夕希ちゃん!」




お母さんは笑顔で、手を振った。





・・・もう、『ちゃん』づけ?




とりあえず、私も笑顔で部屋を出た…






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