光る道
それから、お母さんは薫の小さい頃の話をしてくれた。
やんちゃで、いつもすり傷を作って帰ってきた事。
スポーツ少年で、体育系だった事。
バレンタインの時、何人も女の子が家にチョコを持って来た事。
初恋の子の事。
私の知らない薫を知る事が出来て、また一歩彼に近づけた気がした。
「またいつでも、いらして下さい。」
帰るお母さんの背中に声をかける。
「ありがとう! ・・・ねぇ、夕希ちゃん。 いろいろ言ったけど、気にしないでね。」
「えっ?・・」
「プロポーズ受けろとか、子供の事とか… 好き放題に言ったけど。あくまで、私の願望だから。
プレッシャーに感じないでね。 結婚して夫婦をやっていく事の大変さは、私もわかってるつもりだから…」
「はい… ありがとうございます。」
「もし… やっぱり薫が人生のパートナーじゃないと思ったら、別れちゃっていいからね!」
「あはっ… はぁ…」
何と言って良いか…
大胆な人だ…
そしてお母さんは笑顔で手を振り、帰っていった。
やんちゃで、いつもすり傷を作って帰ってきた事。
スポーツ少年で、体育系だった事。
バレンタインの時、何人も女の子が家にチョコを持って来た事。
初恋の子の事。
私の知らない薫を知る事が出来て、また一歩彼に近づけた気がした。
「またいつでも、いらして下さい。」
帰るお母さんの背中に声をかける。
「ありがとう! ・・・ねぇ、夕希ちゃん。 いろいろ言ったけど、気にしないでね。」
「えっ?・・」
「プロポーズ受けろとか、子供の事とか… 好き放題に言ったけど。あくまで、私の願望だから。
プレッシャーに感じないでね。 結婚して夫婦をやっていく事の大変さは、私もわかってるつもりだから…」
「はい… ありがとうございます。」
「もし… やっぱり薫が人生のパートナーじゃないと思ったら、別れちゃっていいからね!」
「あはっ… はぁ…」
何と言って良いか…
大胆な人だ…
そしてお母さんは笑顔で手を振り、帰っていった。