光る道
「週刊誌とかに、バラさないでね!」



薫が冗談っぽく言う。




「もちろんです! 患者さんの秘密は守りますから!」



後輩たちは、真剣に答える。





「どんな人なんですか?」



・・いずみは、しつこい・・・





「そうだなー… 仕事はバリバリやる人で、すごくかっこいいんだ。 でも俺の前では泣き虫でさー。すっげー可愛いの。 あと、つるつるの肌も好きだし…
言いだしたら、ちょっとじゃ終わんないな。」





ちょっと… もう、やだ…


顔が赤くなりそう…





「キャー!! 堂々と言うんですね!」



「羨ましーい! 見てみたい!」




後輩たちの盛り上がりが、ヒートアップする。






「じゃあ、結婚するんですか?」





いずみの質問に、私の胸の奥が、ズキン、とした。






「それは… まだ彼女に聞いてないから、何とも言えないかな…」




薫もなんとなく、ぼやかした…





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