光る道
「俺の事はいいよ…」
「ずるーい!私ばっかり話して!」
彼の腕を掴んで、ブンブン振った。
あれ? 私、さわり魔になってる?
「まったく… 酔うとタチ悪いな…」
そう言いながらも、彼はおでこをポリポリかきながら、話を続けた。
「俺もいたよ… 結婚したいって思うくらい、好きだった人。 相手も同業者でさ。
でも… それがバレて雑誌に載って、ダメになった。」
「えっ。でもバレても付きあえたんじゃないの?」
私の質問に、薫は悲しそうな目をした。
「バラしたのさ、彼女側の人間だったんだ… 名前が出るのを利用しようっていう…
まぁ、そんな売名行為で有名になれるような甘い世界じゃないけどね。
女は怖いなーって思ったよ。
それから俺も… ちょっと踏み出せなくなったかな…。
あー!! なんでこんな事まで話してんだ! お前がふるからだぞ!!」
照れ隠しか、薫がワインを一気飲みした。
「ずるーい!私ばっかり話して!」
彼の腕を掴んで、ブンブン振った。
あれ? 私、さわり魔になってる?
「まったく… 酔うとタチ悪いな…」
そう言いながらも、彼はおでこをポリポリかきながら、話を続けた。
「俺もいたよ… 結婚したいって思うくらい、好きだった人。 相手も同業者でさ。
でも… それがバレて雑誌に載って、ダメになった。」
「えっ。でもバレても付きあえたんじゃないの?」
私の質問に、薫は悲しそうな目をした。
「バラしたのさ、彼女側の人間だったんだ… 名前が出るのを利用しようっていう…
まぁ、そんな売名行為で有名になれるような甘い世界じゃないけどね。
女は怖いなーって思ったよ。
それから俺も… ちょっと踏み出せなくなったかな…。
あー!! なんでこんな事まで話してんだ! お前がふるからだぞ!!」
照れ隠しか、薫がワインを一気飲みした。