光る道
第七章
苦悩
「ただいまぁー! 夕希ちゃーん!! んっ!」
超ごきげんで帰ってきた薫が、入ってくるなり抱きついて、キスしてくる。
「おかえり・・・ すごいご機嫌だね。飲んでるの?」
「あー。ドラマの打ち上げ! 無事クランクアップしましたー!!」
私から離れた薫は、ソファーに飛び込むように倒れこんだ。
「お疲れさま。でもめずらしいね。薫がこんなに酔ってるの、初めて見た。」
ソファーの側にすわり、彼に声をかける。
「そうかぁ? わりと視聴率もよかったからな。 みんな盛り上がってさー。」
楽しそうに言う。
「水、飲む?」
「うん。ちょうだい…」
私がペットボトルを渡すと
「口移しで飲ませてー!」
と甘えてくる。
「いやぁーだ! ちゃんと自分で飲んで!」
私がそう言うと、『ちぇっ!』っと口をとがらせ、すねた表情になる。
その顔が子供みたいで、思わず笑ってしまった。
超ごきげんで帰ってきた薫が、入ってくるなり抱きついて、キスしてくる。
「おかえり・・・ すごいご機嫌だね。飲んでるの?」
「あー。ドラマの打ち上げ! 無事クランクアップしましたー!!」
私から離れた薫は、ソファーに飛び込むように倒れこんだ。
「お疲れさま。でもめずらしいね。薫がこんなに酔ってるの、初めて見た。」
ソファーの側にすわり、彼に声をかける。
「そうかぁ? わりと視聴率もよかったからな。 みんな盛り上がってさー。」
楽しそうに言う。
「水、飲む?」
「うん。ちょうだい…」
私がペットボトルを渡すと
「口移しで飲ませてー!」
と甘えてくる。
「いやぁーだ! ちゃんと自分で飲んで!」
私がそう言うと、『ちぇっ!』っと口をとがらせ、すねた表情になる。
その顔が子供みたいで、思わず笑ってしまった。