君の名前


笑っていてほしい、か。


確かに彼には、笑っていてもらいたいと思う。


でも、それは結子にも吉隆にも同じように思うし。


あー、でもちょっと違うかな。


なんか、ちょっと・・・




「待たせてごめん」


私がグルグルと考えていると、彼の声が聞こえた。


< 38 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop