君の名前

フラれる度に、こうして俺のもとで奇声を発する。


迷惑だが、その度に安心している自分もいる。


また戻ってきた、と。


もしかしたら100分の1位の確率で、俺が「付き合わない?」と聞いたら「良いよー」と言われるかもしれない。


それなのに、一歩踏み出せないのは、この関係に慣れすぎているからだ。


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