君の名前


断ると決まっているのに、どうしても心臓が痛くなるのを防げないのだ。


泣くのだろうな。


そう思うと、口から音が出てこないのだ。


今、目の前にいる子も、以前告白してきた2人の子も、可愛いと思った。


恥ずかしそうに、だけど懸命に思いを伝えようとする姿を、可愛いと。
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