俺は君の…





「大輝君!朝お弁当渡し忘れてた!ハイ。」

「愛梨!そんなん昼渡せばいいだろ?わざわざ教室くんな!恥ずかしいから…。」

「別にいいじゃない。」


ハァ~。
あの屋上でのキスから数日後。




…相変わらずの俺達。
俺達って一応付き合ってんだよな?
愛梨は俺に好きだっていってくれたし。
…俺は、言ってないけど。

しかも、いきなり優しくなんてできるわけねーしな。

ただ、あの日以来愛梨はお弁当を作ってきてくれる。

だから、昼は愛梨と一緒に食べるようになった。

朝も昼も帰りも一緒。
…うん。ちゃんと恋人じゃん。

なんて思ってた。
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