俺は君の…
「これからもよろしくな?」

俺にしては、優しく言えたんじゃないか?

「うん!毎日作る!」

愛梨は顔を真っ赤にして頷く。



「(笑)じゃあ毎日楽しみだな。あ、愛梨!みろよ、飛行機雲!」

「本当だ…!どんどんのびてるね。」

しばらく、二人で空を眺める。



「…いいんだよね?」

「え?」

「これからも、ずっと大輝君のお弁当作っても。」

…あぁ、やっぱり。
愛梨は不安だったんだ。

俺がちゃんと言わなかったせいだよな?

「…愛梨、好きだ。付き合って下さい。」

そういって、愛梨にキスしたのは、俺なりの照れ隠し。
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