俺は君の…
「だ…ぃきく…。」

大輝君だ…。
凄くこわい顔した大輝君がそこにいた。



「早く俺の彼女放してくんない?俺お前らみたいな女一番嫌い。」

「春日部君…あの、これは…。」
「早くどっかいって?これ以上一緒にいたら殴らない自信ないよ?二度と愛梨に手出さないでね?」




女の子達は真っ青な顔で走り去った。



「…愛梨!!」

その場にうずくまる私に近付いて顔を覗きこんだ大輝君はいつもの優しい顔をしてた。

「こわかったよ…。」

「愛梨に弁当箱返そうと思ってお前のクラス行ったらクラスの子からお前がどっか連れてかれたって聞いて…。遅くなってごめんな?」
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