俺は君の…
そういってギュッと抱き締めてくれた。





温かい。
大輝君に包まれてると安心するの。

「助けてくれてありがと…大好き。」

「俺のせい…だよな?痛かっただろ?ごめん、守るっていったのにな…。」

「大輝君のせいじゃないよ。助けてくれたし。それに私、何言われても、何されても、別れないもの。」

「愛梨…。」



心配そうに私を見つめる大輝君にキスをする。

大輝君はちょっと驚いた顔していたけど、ニコって笑って今度はキスをくれた。

その顔はいつか私がみた、無邪気な笑顔で。
私の恋は、あの瞬間から始まっていたんだなぁ…
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