俺は君の…


それからは何とか愛梨がからまれそうになってもすぐ駆けつけることができた。

俺達が付き合って三ヵ月が過ぎた頃になると、そういった奴等もいなくなった。





しばらくは穏やかに日々が過ぎていたのだが…



「愛梨!」

「あ、屋上?行こっか!」

昼休み。愛梨はとろいので、教室まで迎えに行く。


「あ、まてよ愛梨。お前資料持ってくるように担任に言われてたろ?」

これ、と男が愛梨に何冊かの資料をみせる。

「あ!忘れてた!ごめんね!?」

「…重そうだな。愛梨じゃなくてもよくない?お前持っていけばいいじゃん。」

< 39 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop