俺は君の…
「ちょ…大輝君?ぁ…聡ごめんね?ありがとう!」

愛梨が後ろの男に声を掛けることすらムカムカする。



なんだ、これ。
こんなこと、別にムシャクシャすることじゃなくね?

愛梨もあいつのこと呼び捨てにしてたな、とかどうでもいいとこまで気になる。



「大輝君?ねぇ、どうしたの?」

「……いや、…俺もよくわかんねぇ。」

用事は簡単に済んで、今は愛梨と屋上にいる。

愛梨は不思議そうな顔してる。

「…なんでもない。ごめんな?」

愛梨に心配かけたいわけじゃないから、頭をポンッと撫でてそういうと、愛梨は安心したのかいつもの笑顔をみせてくれる。
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